夏の嵐と笑わない向日葵
⑪あとがき


はじめまして、涙鳴(るいな)です。

まず始めに、ここまで呼んで下さり、本当にありがとうございました。


この作品では、今学校に通ってる方、仕事をしている方など、急がしい毎日を生きている皆様、遠距離恋愛をしている方に読んでほしいと思い、書きました。


恋の為に何もかも捨てるというのは、ほんとうに美しい事ですが、現実、やっぱり恋の為に譲れないものもあります。


離れているからこそ、相手がどんな風にすごしているのか、心さえも離れてしまいそうで怖くて、たくさんすれ違ってしまうのだと思います。


でも、根本は相手を想うがゆえだと思いました。


向日葵は、ずっと1人で生きてきたと思っていましたが、実はおばあちゃんが色んな縁を繋いでくれたり、両親が自分達の大好きだった花の名前を自分につけてくれてたんだと知ります。


そこで初めて、向日葵はたくさんの人に愛されていた事に気付き、ずっと傍にいてくれた猫のノラの存在を改めて1人じゃなかったんだと気付きます。


それは、嵐が向日葵の心を開いたからですね。


嵐がずっと向日葵を想い続けていたからこそ、向日葵はまた、笑顔を取り戻す事ができました。













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