夢を見るボクら

夢をおびやかす



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チュンチュン


いつもと変わらない朝


今日は始業式で久しぶりの学校に胸が高鳴る。


「いってきまーす」

「いってらっしゃい」

親に挨拶をして外へ出ると蝉の声が鳴り響いていた。


夏休みは終わり、2学期が始まる。



「あつっ...」

ムワッとする暑さに思わず顔をしかめる。

少しクラクラする頭を抑えながら歩き出す。


いつも一緒に言っている紀乃は日番で早く行かないといけないらしいから今日は1人。


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