夢を見るボクら



「んっ...ん」


もう無理、と思った瞬間離れていく唇

私と賢が糸で繋がっていて少し恥ずかしい。


離してほしいと思っていたくせに、心の端っこではもっとしたいと思っている。


どうやら賢にゾッコンのようだ。




「朱鳥」

「ん?」


「今日皆で集まるか」

「うん」


賢はポッケからスマホ出しメールを打つ。





少し肌寒くなってきた今日



1位というきらびやかな椅子はすぐそこに。




< 223 / 284 >

この作品をシェア

pagetop