いちご
運命
きっと・・・きっと・・・
アタシと翼が出会ったのは奇跡なんかじゃない。運命だってアタシは信じてる。
運命だって信じてイイよね?
だって、あの場所で出会うなんて運命だよ。
アタシは一生忘れないよ


中学3年生、春。

「恋々、またクラス一緒だよ!やったね♪」
とうとう中3。
受験の年がやってきた。最悪。
なのにアタシの親友・心はカッコイイ男子と同じクラスだ〜!とか騒いでるし何の心配もなさそうでうらやましいよ。
アタシは浮かれてる場合じゃないのに。
あ゛〜、中2の頃に戻りたいよ。
やりのこした事、1つだけあるんだもん。

それは・・・「告白」。

幼稚園の頃から、ずーっと一緒の幼なじみ・佑に小1の時から恋心を抱いていたのだ。
告白しようと思っても気まずくなるのが嫌で、なかなか告白が出来ないままだった。
だけど、このまま諦めるのは絶対後悔すると思い、ついに決心した。
「告白」する、って。

なのに・・・、一方に出来ず、ついに中3にまでなってしまった。

今日こそ、告白する。
あたしは胸に誓った。
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