龍神×紅蓮
あたし達3人はそのまま龍神の倉庫に来ていた。
幹部室で作戦会議中。
カタカタカタカタ
あたしは今ハッキングしてる。
……でた。
「8月8日夜7時、紫龍は紅蓮を潰す。」
とだけ書かれている。
「この情報は紅蓮の耳にも入ってるはず、でも遠藤組がバックについてる事は知らない」
これも1つの作戦なんだろう。
「紫龍なら、と少ない人数で立ち向かった所で、遠藤組が現れる」
「だろうな」
無駄な怪我人を出したくないと思ってる紅蓮は、下っ端の半分程度で迎え撃つはず。
「紫龍だけなら紅蓮が何とかするだろうから、俺達は遠藤組が出てきた所で参戦する」
清羅の言葉にあたしと悠司は、頷く。
「こっちは何人で行くの?」
「大勢で行ってバレたら困る、あたし達合わせて10人」
「了解」
そう言うと悠司は部屋を出て行った。
みんなに作戦を伝えるのと、行く奴の選抜。
少しして戻って来ると、
「空雅を含む7人、指揮は空雅に任せたよ」
「分かった」
よし、これでこっちの準備は揃った。
そこで気になるのは桐と椿の事。
今回の事で1番危険なのは2人だ。
何としても守らないと。