囚われのサンドリヨン ~御曹司様のご寵愛~【番外編を追加しました】
「『ムリ』だと?」
彼が私をじっと見つめた。
金色の目にいつかの真摯な光が宿る。
「俺は君を迎えたいと、この4ヶ月を必死でやった。
今度は君が…それに応えてくれたって……いいんじゃないか?」
必死に私を見つめる瞳に、不安と焦燥が浮かんでいる。
覚悟は決まった。
今度こそはっきり、ウンと頷いた。
「…良かった…」
彼がホッと息をついた。
額から汗が流れ落ち、それを片方で拭った。
私の肩を抱き寄せて、彼は父に向き直る。
「という訳でお父さん」
「ふぇっ。お、お父さん?」
父が姿勢をピンと正した。
「色々順番は前後してしまってますが。
娘さんを、頂けますね?」
彼に返事を求められ、父は縋る目で助けを求めた。
「そ、そりゃあ…モチロン。
なあ、美咲?」
私は小さく頷いた。
「よし、話は纏まった」
彼がパイロットに向かって顎を上げると、ヘリのプロペラが回り出す。
私をひょいと片手で抱き上げ、颯爽と砂塵の中をゆく。
「わっ、ちょっ、ちょっと待って……準備とか色々…」
「問題ない、全て部下に任せてある。
それよりも時間がない。
早速今から結婚式だ」
彼が私をじっと見つめた。
金色の目にいつかの真摯な光が宿る。
「俺は君を迎えたいと、この4ヶ月を必死でやった。
今度は君が…それに応えてくれたって……いいんじゃないか?」
必死に私を見つめる瞳に、不安と焦燥が浮かんでいる。
覚悟は決まった。
今度こそはっきり、ウンと頷いた。
「…良かった…」
彼がホッと息をついた。
額から汗が流れ落ち、それを片方で拭った。
私の肩を抱き寄せて、彼は父に向き直る。
「という訳でお父さん」
「ふぇっ。お、お父さん?」
父が姿勢をピンと正した。
「色々順番は前後してしまってますが。
娘さんを、頂けますね?」
彼に返事を求められ、父は縋る目で助けを求めた。
「そ、そりゃあ…モチロン。
なあ、美咲?」
私は小さく頷いた。
「よし、話は纏まった」
彼がパイロットに向かって顎を上げると、ヘリのプロペラが回り出す。
私をひょいと片手で抱き上げ、颯爽と砂塵の中をゆく。
「わっ、ちょっ、ちょっと待って……準備とか色々…」
「問題ない、全て部下に任せてある。
それよりも時間がない。
早速今から結婚式だ」