囚われのサンドリヨン ~御曹司様のご寵愛~【番外編を追加しました】
「エエっ?…そ、そんな性急な…」
まるで人拐いじゃあないか!
私はバタバタと足を動かした。
「暴れるな」
長い足で、サッサと入り口に足をかけた。
「ヤーーッ、父ちゃんタスケテー!!」
父は苦笑いで手を振った。
「元気でな美咲。幸せに…」
ぐいっと涙を拭いた父に、彼は誓った。
「お父さん、彼女は名前の通り…必ず幸せにします」
「ああ…」
瞳を潤ませ鼻をすすっている父に、更に彼は大きな声をあげた。
「ああそうだ。
すぐに2機目を迎えにやりますので……
それまでは部下とお待ちください」
「へ……ワシも?」
彼が顎を上げると、屈強そうな部下が2人、父の両脇をサッと固めた。
「い、いやちょっと…ワシは…」
「貴方は前科をお持ちなので。
逃げないよう、少々見張らせて頂きます。
では後ほど」
「ち、ちょっと……美咲?
タスケテー‼」
父が黒スーツの男にガッチリ捕まっているのが見えたので、私は思わず笑ってしまった。
島が小さく遠ざかっていく……
まるで人拐いじゃあないか!
私はバタバタと足を動かした。
「暴れるな」
長い足で、サッサと入り口に足をかけた。
「ヤーーッ、父ちゃんタスケテー!!」
父は苦笑いで手を振った。
「元気でな美咲。幸せに…」
ぐいっと涙を拭いた父に、彼は誓った。
「お父さん、彼女は名前の通り…必ず幸せにします」
「ああ…」
瞳を潤ませ鼻をすすっている父に、更に彼は大きな声をあげた。
「ああそうだ。
すぐに2機目を迎えにやりますので……
それまでは部下とお待ちください」
「へ……ワシも?」
彼が顎を上げると、屈強そうな部下が2人、父の両脇をサッと固めた。
「い、いやちょっと…ワシは…」
「貴方は前科をお持ちなので。
逃げないよう、少々見張らせて頂きます。
では後ほど」
「ち、ちょっと……美咲?
タスケテー‼」
父が黒スーツの男にガッチリ捕まっているのが見えたので、私は思わず笑ってしまった。
島が小さく遠ざかっていく……