囚われのサンドリヨン ~御曹司様のご寵愛~【番外編を追加しました】
「王妃(クイーン)と騎士(ナイト)」
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「ぷあっ。
んー、美味しいっ。
ソーセージにビールの取り合わせって最高!
ほら、アナタも一杯いかが?」
「………」
「あ、あら、いらないの?じゃあ私、もう一杯頂いちゃおうかしら。
ヘイボーイ、生イッチョー…」
ウェイターを呼び止めようと挙げた手が、パシッと握られ、引き下ろされた。
「……酒類は一杯までと。そう、仰せつかっております」
チェッ。
私は頬を膨らませると、再びソーセージにかぶりつく。
私達は、ブラリと街を散策中、偶然見つけた素敵なレストランに入った。
今はちょっと遅めの昼食をいただいているところ。
こんな贅沢な時間を二人っきりで過ごせるのも、長期滞在の『新婚旅行』ならでは。
憧れのヨーロッパ、ベルリンの街。
ああ私、なんてシアワセなんだろう____
ただ、旅のお供が私の敬愛する御主人様ではなく、厳つい通訳兼ボディーガードであるという、ただ一点を除いては。
「ぷあっ。
んー、美味しいっ。
ソーセージにビールの取り合わせって最高!
ほら、アナタも一杯いかが?」
「………」
「あ、あら、いらないの?じゃあ私、もう一杯頂いちゃおうかしら。
ヘイボーイ、生イッチョー…」
ウェイターを呼び止めようと挙げた手が、パシッと握られ、引き下ろされた。
「……酒類は一杯までと。そう、仰せつかっております」
チェッ。
私は頬を膨らませると、再びソーセージにかぶりつく。
私達は、ブラリと街を散策中、偶然見つけた素敵なレストランに入った。
今はちょっと遅めの昼食をいただいているところ。
こんな贅沢な時間を二人っきりで過ごせるのも、長期滞在の『新婚旅行』ならでは。
憧れのヨーロッパ、ベルリンの街。
ああ私、なんてシアワセなんだろう____
ただ、旅のお供が私の敬愛する御主人様ではなく、厳つい通訳兼ボディーガードであるという、ただ一点を除いては。