囚われのサンドリヨン ~御曹司様のご寵愛~【番外編を追加しました】
はっきり言って、ものスゴクハード。
ヒサンだ。

この家のメイドさんは、全部で3人いて、私以外は皆通いだ。

まずは、筋張ったハリガネみたいなオバサンのアサダさん。
勤続20年の古参で、実質ここの女中長にあたる。
小姑のような小うるさいヒトだが、実は案外そそっかしい。

それから、日替わりで家政婦協会から派遣されてくる、月水金のシマダさんと火木土のオオガミさん。

この3人は9~16時勤務で、アサダさん、オオガミさんとは、土曜日に一緒になる。

月水金のシマダさんとはまだ顔を会わせたことがない。

平日はバトンタッチ形式で、彼女らと引き継ぎノートでやり取りし、土日のみ共に働く。

 
オオガミさんは、お調子者でお喋りな若奥さんだ。

残念ながら近々産休に入ってしまうらしいが、私はこの人からイロイロな情報を教わった。
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