With you.
なんてのろけながら頭を掻いていた。

すると、ずっと掴まれていた手を誰かに離された。

「櫻井さん、、、?」

「雪ちゃん、書き終わった?」

麻生さんを見る目と私を見る目が全然違い、私には優しい視線をくれた。
え、というよりも名前、、、!

「あれ、彼氏さんかな?」

ははっと笑う麻生さんを横目にもう1人の受付の人が小言をいった。

「後ろ詰まってるんだけど。」

本当に聞き取れるか分からないぐらいだったのだが、声が綺麗で私には良く聞こえた。

「櫻井さん行きましょう!!」

「え、うん。」

「あー!!ちょっと待って!天宮さんはこっち!」

手で来い来いとジェスチャーされ、迷っていた。

「あ、僕ちゃんと言ったっけ?
、、、天宮雪ちゃん、君はオーディションに参加するんじゃなくて、審査する側だよ。」
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