With you.
オーディション当日。私はガッチガチになっていた。

緊張する方でもないのになんでだろう。
その原因はすぐにわかった。

「きゃー!あの人カッコイイ!!」
「私声掛けて来ようかな!」
「隣りの女彼女?」
「オーディション応援じゃない?」

そう、私の隣りにいる櫻井さんのせいだ。

「あはは、、、」

「櫻井さん!!笑いごとじゃないです!!」

「だ、だって、」

「あー!もう!櫻井さん男なんだからもっとビシッとして下さい!」

なんて云いながら受付をしようとして、名前を書こうとすると、その手を掴まれた。

「え?」

「やぁ、天宮雪ちゃん。久しぶりだね。」

そういった先には、色気オーラ全開の麻生さんがいた。

「麻生さん、、、」

「あれ、覚えててくれたんだー!」

覚えてるもなにも、貴方が発端なんだから。

ふと気がついたのだが、周りが煩い

「ねぇねぇ!あの受付の人カッコよくない!?」
「あれ、社長だよ!!」

「あー、バレちゃった」
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