クジ引き
「決断したんだね」


朝日が優しくそう言ってくる。


あたしは答えない。


サイトを確認した時、画像の中のあたしは膝から下を切断されていた。


もう、時間はない。


本当にギリギリの所まで来ているんだ。


朝日はあたしの前で両手を広げ、そして目を閉じた。


自分の運命を変える気なんてないみたいだ。


あたしはギリッと歯を食いしばり、ノコギリを朝日の腕に押し当てた……。
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