ブルームーン
戦いは頭脳戦?



家でテレビを見ていると出動命令が出た



『親父行ってくる』




そう言って家を飛び出し現地へ着くと既に成宮が待っていた



「隆平くん何処から殺る?」



笑顔で言う成宮



『ちょっ、怖っ
えっと、じゃぁあっちから』




「はーい」




俺らが向かうとタブレット片手にサングラス掛けてるおっさんがポールの上に立っていた




『おっさんそこ危ねぇよ』




「ワタクシの心配より自分たちの心配したらどうですか?無計画なやり方で戦うのはどうかと思いますけど?」



おっさんが挑発してくる




『なんだ?あのタブレットジジィィィ!』




「まぁまぁ、早く私達も行こ」




その時鎖を持ったヤツが俺達の前に現れた



「多木久しぶり」




『あっ、安藤じゃん
ってことはまさかあの…』




「そうそう、あのタブレットジジーが私のペアだよ」




『まじかよ』




「まじだよ、あれっその子が新しいペア?
えっその短刀まさか…」




『あぁ俺のペアだよ
ん?短刀がどーした?』




「えっ知らないの?知らないで一緒に仕事してんの?」





『おう』





「はぁ、これだから」




やれやれと首を振る安藤




「こんばんは風実さん、よろしくね」




「私のこと知ってんの?わぁありがたいわー
流石なるさきさんの娘さんね」




『ちょっと待て、俺を話から置いていくな』




「多木が知らないのが悪い
望月さんもうこの2人いるから大丈夫、引き上げよ」




「そうですね、力を無駄使いするよりかはいいでしょう」





『はぁ?何言ってんだよタブレットジジー』





「静紅さんの戦い方観たいから、じゃあね」





『おいっ』




振り返ればもう成宮の目つきは変わり戦っていた




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