Savior-社長は救世主-ⅱ


面接は全て優に任せた
っというか、優が俺が関わると
決まるものも決まらないと言い出した


別に公私混同するつもりはない
ただ、…澪のタイプとかは嫌だ


前に澪が言っていた
…もちろん、付き合う前
本人も忘れているかもしれないが、
おばさん連中と昼飯を食べていた時


「澪ちゃんは、どんなタイプが好きなの?澪ちゃんみたいな子が彼氏もいないなんて、信じられないわ!もしかして理想が高い…とか?」


『いいえっ!全然理想高くないですよ!ご縁がないんです。好きだなって思った人は彼女がいたり、好きだった人に告白されたりって…タイミングが合わなくて。…タイプっていうか、そう言うのはないんですが、クシャって笑う顔が好きです。笑わない人よりいいですよね』


「あー、ギャップみたいなの?」


そうです、なんて
事務所には珍しい女子トークが飛び交っていた


こもりは、そう言うのがタイプか、と
なんとなく聞いていた
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