Savior-社長は救世主-ⅱ


そもそも、その澪が言ったタイプに
俺は当てはまるのだろうか…


絢斗はここ最近の
澪との事を思い出していた

新事業を取りやめた時、
家を建てると秘密にしていた時、
そして打ち上げの…
あのキスを見られた時、


ここ最近の俺って…ダメな奴じゃねぇ?
澪を怒らせ、悲しませて
泣かせてしまってる



はぁー、ダメじゃん。
俺って澪のタイプじゃない
確かにDV元カレから引き離したよ、
それだけだと、かなりカッコイイ!

けど、いざ蓋を開けたら違ったっていうパターンに近くねぇ?


パソコンの画面を見るふりして
仕事をしている澪を見る




『幹さん、秘書1級も持っているんですか?凄い!私なんて3級止まりです』


「いえ、3級あるだけでも凄いですよ」


澪と…新しく入った幹が
楽しく話している
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