Savior-社長は救世主-ⅱ


『どうしてあの場所に、しかも土曜日…同じ場所に居たと思います?』


私はベットに腰をかけ
絢斗に聞いてみた


「…だから、男に会うため…だろ?」


違うのか?と弱々しく聞いてくる
当たり前だっ!と言いたいところだが
きちんと話さなかった私が悪い

こんなことになるなら、
早く伝えておけば良かった

伝える時間がなければ
一報だけメールでも入れておけば…


『あの辺に、何があると思います?』


「あの辺?…コンビニ、スーパー、眼科に…産婦人科…、産婦人科っ!?」


そう叫んだ絢斗は目を丸くして
私を見てきた



『私に新しい男がいるの?』

『その男と居たいからって、その人のところへ行くって?』

『だから仕事を辞めたいって?』


聞くたびに、絢斗は首を横に振り
ごめん、と小さく口に出す
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