翼をもう一度。


「こいつは鈴花の娘だ。」


「どうも、
鈴美と申します。」



私の感情は無に等しかった。



ここが組だとわかっても
少しも怖くなかった。



「鈴花って...あの鈴花さん?」



いかつい顔の人達は
微笑んで私を招き入れてくれた。


ママあなたは何者だったの?



こんなに温かい人達と
関係があったの?



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