翼をもう一度。
「俺の名前は
大雅-taiga-っていいます!
大雅って呼んでください!
よろしくお願いします!」
「大雅ね。よろしく。」
差し出された手をにぎる。
「大雅そんなとこにいたのか。」
握手していると
いつの間にか祐希さんが後ろにいて
「あ!祐希だ!」
「祐希だ!じゃねぇよ!
風呂の掃除はよしてこいや!」
「あ、ごめん!
今日俺が当番だったんか!」
そう言ってソソクサと
退散していく大雅とクロ。
「鈴美?俺のことも
大雅みたいに祐希って呼んでくれ」