九条くんは、王子様



結局、その日は、何も言えないまま…


わたしは、九条くんと別れた


最後に九条くんから言われた事を、家に着いてから思い出す


もう、日本には、帰れないかもしれない

だから、もう俺のことは、忘れてほしい

相笠さんには、幸せになってほしい…

そう言った九条くんの顔は、何を考えているか分からない表情だった


急展開過ぎるよ…


でも、九条くんが悪い訳じゃない。
仕方がない事なんだよね…



そう自分に言い聞かせて、納得させる。


けど、ボロボロ流れ落ちる涙が止まらない


やっぱり私は、泣き虫だ…。



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