想いの能~チカラ~ 番外編集

エドとグスタフが先制を取った事で相手側も使おうとしていた能の沈黙をすることができた。十人と言う犯人の人数と建物の作りの情報があったお陰でむき出しになっていた柱に犯人を繋いで置いて(これは能の使用を完全に抑える特別製の手錠。)

「奥に進もう。…レナード、マノリア様の位置は?」

「変わっていません。」能を常時発動状態を保っているレナードは極端に口数が少なくなり、作戦に必要な事しか喋れないほど、精神を集中させないといけない筈なのだが、

「零隊のこれから進む進路に火属性が一人、待ち構えています。その部屋には約5㎏の使用可能状態の火薬があります。」…?

「今、能をその部屋に使うと相手に気付かれて一気に作戦が筒抜けになりますが…」

「では、わたしが扉を開ける1秒前に火薬を使用不可能にします。エド曹長、図々しいと思われますが、わたしが能を使った3秒後に風の能を部屋全体に使って頂けないでしょうか?」…何をする気だ?

「爆発物は部屋に小分けに置かれていて、わたしの能では同時に使用不可能にするには数が多すぎるので、風の能を使って拡散するんです。」


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