想いの能~チカラ~ 番外編集

「それは、大変すばらしいな。…彼女がいたお陰で娘の救出も早く出来た、そんな事を耳に挟んだのだが。」

「詳しくはお話し出来ませんが…彼女が居てくれたお陰でマノリア様の怪我も有りませんでしたし、団員の怪我もほぼ無かったと言っても良いでしょう。」もう一度レイカの方に向かうとマノリア様が眠たそうに目を擦っていた。

「娘は眠い様だな…では失礼するよ。」と言うと公爵はマノリア様の所に行くとマノリア様に何か言ってからマノリア様を抱き上げて、レイカに何か告げると、部屋を出ていった。

もう遅いから、そんな理由で一部の団員は泊まって行き(後は家に帰る人──まぁ、家庭持ちが殆どだ。我が国の人はそれが普通なので気にしない。)俺は宛がって貰った部屋で書類仕事を済まして居るとノックが聞こえた。…?公爵?驚いたが、部屋のドアを開けて出迎えると

「どうかしましたか?公爵閣下。」

「──いや、殿下。止めて下さいませんか?」

「……気付かれていましたか。」

「はい。伺いたい事がありまして。」

「構いませんが…如何なさいましたが?」

「レイカ嬢の事です。」やはりか。

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