偶然だよ
帰ってからも明日の卒検を考えると眠れなかった。
でも卒検より緊張してるのは告白のこと。
先生に告白したい。

だけどいつの間にか寝てたみたいで朝になっていた。
私は急いで準備して待合室で待っていた。

卒検の担当はまさかの片山さんだった。
正直片山さんとの無言は耐えられないから絶対当たらない事を願っていた。

置いてあった地図を見ると練習で通った事あったので大丈夫だと油断していたら1人休みなので2番目にずらされた。

色々説明されて出発した。

1番の人はすらすら運転出来ていた。
だけも私は初めて通る道で早々にアウトになった。

初めて通る道ってのは言い訳だわ。
ホントは先生との無言に耐えられなかっただけだった。
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