美月~大切なあなたへ~
『私……
日明先生は憧れになったみたい…。』
「…………………。」
意を決して言ったのに…
みっちゃんは硬直したまま動かない。
え…こわ………(苦笑
『えっ?ちょっ……みっちゃん??』
硬直したかと思えば、その場でヘナヘナとへたりこんでしまったみっちゃん。
「~~~美緒ち~~~~!!!」
みっちゃんが私の足に抱き付いて来た。
なんやねん(笑!
「美緒ち~~。」
半泣きのように聞こえるみっちゃんの声。
『あの……ごめんね?みっちゃん…。
去年は本気だったんだけど……
だんだんと………ね?』
「怒ってないよ美緒ち!!
怒ってなんてないのぉぉ……」