君のキスはミルク味【短】




「…隼人、ブラック飲めるの?」




あたしは、隼人の注文したものを不思議そうに眺めた。





「何?


バカにしてんの?」




「ちがうっ!


そうじゃなくて…」





むっとして言い返した隼人に、あたしは慌ててフォローを入れた。





「隼人、いっつもミルクキャンデー食べてるでしょ?


だから、カフェオレとかミルクココアとか頼むのかと思ってた。」






「それとこれとは話が別。


それに、あんま甘いもん好きじゃねぇし。」





< 17 / 46 >

この作品をシェア

pagetop