抜き差しならない社長の事情 【完】

「ああ、今度俺たちが行く『Kg』の
 社長個人の資産運用らしいぞ」

「ふーん」


「さて、行くか」 と言って、

相原は、ルーズに開いていた襟のボタンを留めてネクタイをキュッと整えた。



「はい、行きましょう」


お疲れさまでしたと
ビルに挨拶をしてクルリと向きを変えた二人が向かうのは、

彼らの引き受け先『株式会社Kg』だ。
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