かわいそうな童話
完璧に美しい・・・
ジュワッと涙が溢れ出してくる
完璧に美しい・・・
私のこの容姿は私を不幸にした。
「完璧に美しいなら、モデルさんとか連れて行けば?」
「.どうせ行く当てもないくせに」
行く当て・・・
私には家も母もいる。
なのにそこは帰る場所でも行く当てでもないきがしていた。
「失うものなんて何もないくせに」
「でも、仕事が・・・」
「お人形のお仕事?そんなのいいよ。」
ピーターパンと名乗る少年は私の腕を強く引っ張った
私も特に抵抗はせず
そのまま窓の外へ・・・・