真実~闇に染められたココロ~
颯の過去
「ねぇ颯。」
「んー?」
今さっき起きたばかりの颯に声をかけた。
私は今から…
1ヶ月前私と華龍の間に何があったのか、
話そうと思う。
たぶん颯は噂で大まかなことは
聞いているだろう。
それでも、私の口から、私が
真実をちゃんと直接颯に伝えるんだ。
「あのね…」
話が長くなってしまったけど、
私が時折涙ぐみながらも
話している事を颯は「うん。うん…」
と、何度も頷きながら聞いてくれた。