Live as if you will die tomorrow
世界ってのは、狭いもので。


広く見えるのは、表舞台だけ。


裏側は、様々なしがらみで、がんじがらめになっていて。




正しい事も、表舞台だけ。

見える部分だけ。


そうすれば、皆安心して、満足する。



裏側は、誰も。


汚い物は、誰も見ようとなんかしない。



誰かが、手を汚していても。

洗ってくれる人間も、洗い流してくれる雨も存在しない。


それが、定められたものだとしたら。


あらかじめ、決められていたことだとしたら。



誰かは、絶望するのかもしれない。



けど、俺はそうは思わないよ。




利用するものは、する。


要らなくなったら捨てる。



刷り込みで教わった事だから。



本当は、昼間の光があって、青空があるっていうことも、知ってる。

でもそれが許される人間と、闇の中しか歩いてはいけない人間がいるってことも。



光なんて、無くなってしまえばいいのに。


そしたら、誰も、光なんて知らずに。

羨むこともなく。

出てきたら、塗り潰してしまえばいいものを。
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