沈黙の境界線
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「まさか会いに来てくれるとは思わなかった」
事件後3ヶ月経ってようやく決心のついた私は
初めて彼に会いに行った。
15分という限られた時間で
何を言葉にできるか分からなかったけれど
恭吾の見せる穏やかな表情は曇りなく透き通るように明るさを感じた。
「私を・・・恨んでる?」
久しぶりに顔を合わせてからようやく、出てきた言葉に彼は笑顔で首を横に振る。
「ラテ、君には感謝してるよ。
ただ、ネットで知り合っただけの俺を見捨てないでいてくれた。
」
「でも私は・・・」
「殺さずにすんだ。
殺さずにすんだんだ。
あの時、警察官が何人も飛び込んできた時に分かったよ。」
頷く私に
「感謝してるよ」ともう一度呟く。