不良探偵
普通ならば悶絶し、戦意喪失する。

しかし。

「……」

斎藤は顔面を血に染めながら、無言で立ち上がる。

「タフだねお前…」

流石に些か怯む耕介。

その耕介に、斎藤はタックルしてくる!

耕介の体を抱えたまま突進し、コンクリートの壁に激突!

込み上げてくるものを、耕介は必死に堪える。

斎藤は耕介を壁に追い詰めたまま、またもメリケンサックを付けた拳で腹を殴打!

耕介の腹に、痛々しい痣が浮かぶ。

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