不良探偵
「…というのが30分前の事だ」
診療所のある雑居ビル前。
巽、倉本をはじめとした警察が駆けつけ、周囲はごった返していた。
鏑木は通報を阻止したつもりでも、既に倉本の携帯に美奈からの着信があった。
無言のまま切れた電話。
それを不審に思い、倉本は診療所に急行、事件が発覚したのだ。
「鏑木と思われる犯人は、美奈さんを人質に診療所内に籠城。特に要求などはしていないが、こちらの説得には一切応じない」
事件を聞きつけて現場にやってきた耕介に、倉本は説明する。
「そうだろうな」
ハンドポケットのまま、2階の診療所を見上げる耕介。
診療所のある雑居ビル前。
巽、倉本をはじめとした警察が駆けつけ、周囲はごった返していた。
鏑木は通報を阻止したつもりでも、既に倉本の携帯に美奈からの着信があった。
無言のまま切れた電話。
それを不審に思い、倉本は診療所に急行、事件が発覚したのだ。
「鏑木と思われる犯人は、美奈さんを人質に診療所内に籠城。特に要求などはしていないが、こちらの説得には一切応じない」
事件を聞きつけて現場にやってきた耕介に、倉本は説明する。
「そうだろうな」
ハンドポケットのまま、2階の診療所を見上げる耕介。