隣にはいつもキミ
彩って子彼女なのかな・・・。

でも、はっきり言うとお似合い・・・。

髪は胸ぐらいまであって、明るい栗色。

顔も可愛いし、メイクも上手。

さすがにもう葵はあの言葉忘れちゃったよね。

「結婚しよ」って・・・。

まぁ。子供のころのことだし・・・。

全然平気だし・・・。

私は涙が出てきた。

どうしてだろ。

かなわない恋ってこんなに。

こんなに苦しいんだ。




私は教室に戻った。

「愛理?どうしたの?メイク崩れてるよ♪」

小春は真っ先に心配してくれた。

「っな。なんでもないよ♪」

そういって私はかばんを持って教室を
出て行った。

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