クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
「織田さんにしては可愛いとこ知ってますね。いつも来るんですか?」

「週末にひとりでね。単行本片手に持って、ここで二~三時間過ごすんだ。僕にとってはとっておきの場所でね」

意外だと思った。

織田さんなら絶対に女の子連れて来そうなイメージだから。

「いいんですか?私に教えちゃって」

「研究員も近いからたまに来るしね。それに……今日は特別。コーヒーもあるけど、ここのおすすめは紅茶でね。ロイヤルミルクティーとか美味しいよ」

織田さんがメニューを私に見せる。

ダージリン、アッサム、ニルギリ、ウバ、 ディンプラ……。

紅茶だけでもこんなにいっぱいありすぎてよくわからない。

「織田さんは何にしますか?」

「ここのオリジナルブレンドのミルクティー。飲んだらはまるよ」
< 132 / 309 >

この作品をシェア

pagetop