クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
見るに見かねて私が坂田君にもう一度声をかけるが、坂田君はゆっくりと頭を振った。

「いいんです。力仕事なんで俺達でやります」

坂田君が悲しげに微笑むが、私はその顔を見て必死に笑いを堪えた。

「そう?坂田君、頑張って!」

坂田君を軽く元気づけると、彼はコクッと頷き、両手に荷物を抱え花見会場に向かう。

私達四人が集まると、織田さんと永遠が坂田君をいじり、いじけたフリをする坂田君を私が慰めるというパターンが出来つつある。

みんなが私の居場所を作ってくれてるのかもしれない。

不安だった転勤だけど、今のところ何事もなく上手くやっている。部のみんなが優しくて親切だし、柳田さんがまだ仕事に慣れない私をよくフォローしてくれるお陰だろう。

いろいろとやっかみがあるかと心配したけど、うちの庶務担の中では一番キャリアの長い柳田さんが私についてくれてるお陰で嫌がらせはない。
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