ゲンガー 1話

「失礼します」
女性の声がして入ってきたのは、中国人の様な顔をした一人の女性だった。
女性「すみません。また上手く出来ませんでした」
社長「これで失敗は何回目だ？」
女性「3か……」

鈍い音がして直ぐにﾎﾟﾀｯと音がした。

社長「俺は失敗する奴は好きじゃない。誰でも失敗はするだろうが、同じ失敗を2回もだぞ！」
社長の腰から出てきた1本の長いサソリの尻尾が女性の腹を突き刺していた。
尻尾を抜くと女性は床に倒れ2度と目が覚める事は無かった。

社長「良いか？陸斗…いやリッチ。俺達の仕事は暗殺任務だ。依頼が来てはその依頼にあった人材を使う。この女だってそうだ！本当の姿は半分が蛇で半分が人間。足音一つたてる事無く上手くやってくれると思っていたが、間違いだった‥‥おかげで、お前と言いこの女と言い、人間どもにどんどん！俺達の存在がバレていく！近い内には戦争だって考えられる」