やっぱり俺のお気に入り
女が教室から出て行くと、俺はまた机に頬をつけ目を閉じた。



なんだったんだ・・・・・あの女。



結局何が言いたかったんだ??



女がいた場所にはかすかに残る石けんのような香り。



ん・・・・・シャンプーの匂いか??



洗い立ての髪から香るようないい香りがした。



B組の平岡未来・・・ね。



地味で目立たないタイプだから今まで知らなかったんだな。



隣りのクラスなのにな・・・・・。



まっ、とにかく・・・・・俺の好きなタイプじゃねぇし、



ちょっと遊んでやるにしても・・・重いな・・・。










それが・・・第一印象・・・・・だったんだ。
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