やっぱり俺のお気に入り
なんなんだ??俺のこの気分。



退屈っていうか・・・退屈・・・っていうより寂しいって感じ??




寂しいってか??なんなんだ、この感覚。




マジですか・・・・・。



俺にもこんな感情あるってこと。



新たな発見か・・・って、そんな発見いらねぇよ。



「なぁ、未来、学校終わったら俺んち来ない?」



ダメもとで聞いてみることにした俺。



それもちょっと甘えた感じでね。



俺の言葉に未来は参考書から目線を外す。



その瞬間、やっと俺と未来の目が合った。



未来の目が俺を見る。



なんかそれだけで嬉しくなる俺って、どんだけ未来に惚れてんだよって・・・。



そんなことを思いながら未来の反応を待つ俺。



少し肌寒くなった屋上でしばらく見つめ合った俺達。



すると、小さなため息をついた未来がようやく口を開いた。

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