やっぱり俺のお気に入り
「あのね・・・龍斗?試験勉強はしなきゃダメ!!付き合ってるから成績落ちたとかイヤだもん。ちゃんとやる気だしてよ??ねっ。試験終われば沢山一緒にいられると思うし、だから龍斗はもっとしっかりして!」



少し早口でそう言うともうひとつため息をつく未来。



俺の態度が迷惑わけ??



なんだか俺が悪いみたいじゃん??



「分かったよ・・・勉強すればいいんだろ??じゃあさ、その前に今キスさせて・・・キスしたいっ」



「/////はぁ??何・・そ・・」



一瞬のうちに俺は未来の言葉をキスでさえぎった。



あ~あ・・・この感触。



ずっとこうしていたいよ。



試験勉強の間、未来の唇の感触を忘れないように・・・・・。



俺は味わうように抱きしめながら未来にキスをした。



未来は呆れながらも抵抗はしない。



だからもっと深いキスになるはず・・・だった・・・



なのに・・・・・



「はい。もうおしまい!!さぁ、さぁ、勉強、勉強!!」



俺の腕の中からスルリと抜け出し逃げていく未来。



「ちぇっ・・・・」



せっかく久しぶりのキスだったのに・・・・・。



結局軽めのキスで終わりかよ。



このお預けをくらった気分・・・・・最悪なんですけど・・・・・。




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