虹色の恋涙



ガラーッ



私は教室の引き扉を勢いよく開ける。



そしていつもの様に言う



元気に



『みんなーっ!!おはよーっ!!』



って。



いつもなら、



「真夏ー!!おっはーっ!!」



「愛浜、おはよ。」



「真夏ー!!今日も元気だねー!」



そう返ってくるはずだったんだ。



それを期待してた。



だけど・・・



皆の目線は一斉に私へと向いた。



いつものにこやかで穏やかな目線



ではなく、



冷たく、私の心に突き刺さる目線だったんだ・・・。



静かでシーンとした教室。



いつもなら廊下で走る男子の声なんか、教室がうるさすぎて聞こえないのに、



この日はやけに大きく、耳に響いた。



『皆、どうしたの・・・??』



私は皆を見て言った。



だけど、誰も私の問いには答えてくれなかったんだ。



聞こえてくるのは



男子、女子が共に、ヒソヒソと話す声。



「なに、普通に学校来ちゃってんの??」



「あんな事して、恥ずかしくないの??」



「ほんと最低だな」



そんな声が聞こえた。



私には何が何だか、まったく分からなかった。



< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop