虹色の恋涙



私は席へと向かった。



コツンー・・・



その時、ふと頭に何かあたった。



視線を下に落とす。



そこにはくしゃくしゃに丸めてある紙が落ちていた。



カサッ



その紙をひらく。



"先生を誘惑して落とすとか最低。このクソタラシ女!!"



そう書かれていたんだ。



私は泣き虫な方ではなかった。



でも、すごく心に突き刺さる言葉だった。



鼻がツーンと痛くなって



私は屋上へ向かう階段へと走った。



ゴンーッ



その時私は誰かとぶつかった。



「あっ・・・。」



『いたっ・・・。』



私はぶつかった人へと視線を向けた。



『せんせ・・・?』



そこには先生がいた。



「真夏・・・。」



先生は柔らかに笑う笑顔が素敵で、顔もかっこよくて、面白く、男女ともに大人気だった。



私は、そんな先生と付き合っていた。



でも。誘惑して落とした訳ではなかったんだ。



私は・・・本気だった。



『先生・・・。』



「真夏・・・。」



先生は私から目を逸らす。



私は何だかとても嫌な予感がした。



「真夏、あのさ・・・。」



私は走って屋上へと向かった。



そして、大泣きしたんだ。



溢れる涙は、止まってはくれなかった、



"真夏、あのさ・・・別れてほしい。"



先生は、



私にそう、言ったんだ。



ずっと、ずっと、好きだった人に。



私の初恋の人に。



そう言われたんだ。



私は、その日から・・・



恋愛や友達関係に臆病になった。



そのうちストレスも溜まり、



親、姉にも暴言を吐いて八つ当たりをし、



家庭関係も、最悪な状態におちいっていったんだ・・・。



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