あいつに恋するわけがない

うわーー



私変な喋り方しちゃった




大久保君は笑いながら





「そうだよ 凉音」






と言った






ファ～





私が飛べるならいま絶対宙に浮いてる








なんか視線感じるな･･･





そう思うと向かいの長瀬川蓮と目が合った








チャラそうな女子2人に挟まれて不機嫌そうな顔してる





そして私を睨んでる








え！？なんで！？






大久保君もそれに気づいたのか







「あー蓮にあの子達任せちゃった

じゃあまたくるね」





そう言って長瀬川蓮の方へ行ってしまった










「凉音！！すごいじゃん！！
大久保君のほうから話しかけてくるなんて！」






放心状態の私を愛梨が力強く揺さぶった








「うん 私、大久保司と話せた」