あいつに恋するわけがない
女なんてこれだけで俺を優しいイケメンだと思う
でも宮原凉音は軽蔑した目で俺をみた
「別に大丈夫だよ」
それだけ言うとすぐキッチンに戻っていった
おかしいなぁ・・・
「はい、お粥」
宮原凉音は無表情のままお粥を運んできた
レンゲを持ちはいと差し出した
なんでこんなイラッとした顔なんだ
よく見ると俺の周りには使いかけの冷えピタが転がっていたりアイスの空の箱があった
もしかして俺・・・
やっちまったか?
「あのさ、昨日俺どんな感じだった?」
宮原は少し黙った後
「ねぇ
あんたって二重人格なの?」
こう言った