あいつに恋するわけがない






高校は最寄り駅から電車で20分くらいの所にある






「凉音ーーー!!」





後ろから誰かの声がした





振り返ると美緒がいた





「おー!美緒!おはよう!」




走ってきた美緒が隣にきた





美緒は私と同じバレー部の子で同じクラス





いつものようにどうでもいい話を盛り上がって話していると





2人の男子が横を通り過ぎていった





「今日もカッコイイね!司様と蓮様!」




美緒が興奮しながら投げかけてくる





いつものことだ





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