幼なじみの隣で不器用な恋を
「正直に言うと、花奏が俺の彼女だってこと…周りに言いふらして堂々とアピールしたい。もう幼なじみだけの関係じゃないって、印象づけたいんだ。」
凜とした声が私の心に響く。
「だ、だけど…胸張って眞紘くんの彼女だって言える自信ないよ…。幻滅されないように、自分を磨いてからじゃないと……」
すかさず自分の気持ちを言葉にすると、突然…眞紘くんは自分のおでこを私のおでこにコツンとくっつけた。
「………本当、花奏は何も分かってない。」
吐息がかかるほどの距離。
眞紘くんは少し不機嫌そうな表情で私を見つめる。
「これ以上、頑張る必要なんてねぇんだよ。既に充分過ぎるぐらい魅力的な女なんだから。」
「えっ!?」
そんなわけないよ…!
今のは眞紘くんの優しいフォローみたいなものでしょ?
動揺しながら瞬きを繰り返していると、眞紘くんはゆっくりとおでこを離した。