双子ってサイコー!!





〜 マキ 視点 〜










「……キ…」










なんだ……?

誰だ……?










「アキ、起きろ……」



「んん……」










目を開けると……

さっきまでオレに馴れ馴れしく接してきた整った顔立ちの男が目の前にあった










「う、うわぁ……っ!!!」





「……………うわぁ…って酷ぇな…

まあ、いいや
アキ、もう授業終わったぞ」












さすがに、オレも目を覚まして……

目の前にキラキラした男がいたら驚く







オレ、コイツ…苦手なんだよなぁ……

なんか分からねぇけど……



他の男とは違う……

なんか…コイツの側にいると……


むずむずするんだよな……










「アキ、今日は真面目に授業受けないで
全て寝ていたからなぁ……

先生たち泣いてたぞ?
あのアキが授業を受けないで寝るなんてって……」






「うるせぇな
別にオレの勝手だろ」












辺りを見回すと……

周りの奴等は、帰る準備をしていて


ホントに授業は全て終わったのだと思った









「……………ホント今日のアキ、怖いな…

まるで別人のような変わりようだな…?」




「………………」










別人なんだから当たり前だろ



オレは、アキみたいに……

ふわふわしてねぇよ










「アキ、俺今日部活あるから
御堂と一緒に帰って」




「は?誰だよ、そいつ
まずオレが誰かと一緒に帰るわけ………」




「御堂は、すぐにでも来るから」




「だから!オレは一人で………」




「アキ!」










男は、急に大きな声を出して
アキの名前を言ってオレを見つめてくるので……


オレは、ビクッと身体が跳ね
目を開いて、男を見た









「絶対に一人で帰るな
これだけは守ってくれ……」




「……………」










男は、真剣な表情で優しく言うから……

オレは、その顔と声に一瞬ドキッとした









「アーキちゃんっ♡
迎えに来たよぉ〜」









陽気な声が聞こえると思って、その声のする方を見ると……

教室のドアから顔を出しコッチを覗いている、さっきオレの寝込みを襲おうとしていた男がニコニコ笑っていた










あ、アイツ……っ!!









「じゃあ、俺は行くから……
アキ、絶対に約束守れよ…?」




「お、おい……っ!!」










男は、寝込みを襲おうとした男を見ると
俺にそう言って、教室から出て行った










ふざけんじゃねぇ……

約束だ?


誰がそんな約束したんだよ

勝手に言ってきただけだろ!


オレは、絶対に指図は受けねぇぞ!









「じゃあ、帰ろっかぁ〜
アキちゃん♡」



「うるせぇ。一人で帰れ」










へらへら笑うキモい男は、オレの肩を気安く触って言ってきたのでオレは

その手を振り払って、教室から出た



キモい男は、なんか言っていたが

オレは、無視して下駄箱に向かった





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