ラグタイム2号店
ようやく神社に到着した。

拝殿の前につくと、会釈をするように頭を下げて静絵と一緒にぶらさがっている大きな鈴を鳴らした。

二礼二拍手一礼を済ませると、提灯の中で灯っているろうそくを供えるためにガラスケースで囲われている棚の方に足を向かわせた。

「静絵」

俺が名前を呼ぶと、静絵はわかったと言うように首を縦に振ってうなずいた。

提灯の中からろうそくを、火を消さないように注意をしながら取り出した。

ろうそくをガラスケースの中に入れて供えれば…これで、終了である。

帰り道はあちこちに灯篭が灯っているため、道に迷うことなく帰ることができた。

「ねえ、朝貴さん」

家に向かっていたら、静絵が名前を呼んだ。
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