空に願いを…
そして、私たちは間違いを起こした
それは付き合ってすぐの事
「ごめん」
その言葉で全てを理解できる
『…ううん、空だけが悪いわけじゃない』
私達は、私達の不注意で
一つの命を…消してしまった
まだ付き合って間もない
まだ私が学生、未成年
空も仕事を任せてもらえるようになったばかり……けど、そんなの言い訳だ
私達は二度と、こういう事がないように
約束を交わした
その後、すぐ私達は一緒に暮らし始めた
空は私の両親に一緒に暮らしたいと
頭を下げてくれた
もちろん、父は直ぐには承諾してくれず
毎週、休みのたびに
私達は帰省し頭を下げ続けた
貴重な休みを1時間かけて通ってくれた
そんな日々が続いて2ヶ月
やっと父が了承してくれたんだ