one more chance――美少年は女総長――

みんなはもう来ていて、俺は風香さんの後ろに隠れながらみんなに近づく。

「遅いー」

洸の声が聞こえた。

「あれ?総長は?」と港が言うと「なに隠れてるの」と風香さんに前へと突きだされる。

───っ!!

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「何か言えよ!」

恥ずかしいじゃねーか・・・

俺は涙目になる。

「嫌・・・・・・総長ホントに女だっ・・・へぶ」

港に俺の拳をお見舞いしてやった。

「いつもの伶でなにより」

類はいつも通りに言った。

愁と風斗は何故か俺から目を反らした。

「伶ちゃん海入ろ」

洸が俺の腕を引っ張るとみんなもそれぞれ遊びに行った。

優人は海くらい眼鏡外しなよ・・・

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