キミに…Kiss

だけど、先生も他の子もずっと前を歩いていて…泣いているあたしに気づいてくれない。



「ぅっ…ぅ…」



さっきよりも流れてくる大粒の涙。


どうしよう。


悲しいし、足はすごく痛いし。


ますます涙が止まらない。



「…ぅっ…グスッ」



すると、突然 陸があたしの目の前に膝を曲げて屈んだ。



「えっ、なに?」


「……おんぶ」

< 10 / 321 >

この作品をシェア

pagetop