キミに…Kiss

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「さっちゃん。うちの陸さんは一体なにを考えてるんですかね?」


「ククッ。それ、なにキャラのつもり?それにさっきから、ため息ばっかりついちゃって」


「だってぇ~。陸はあんなでしょ?全然あたし達、ラブラブになれないんだもん」


お弁当を食べ終えて、さっちゃんとベランダに出て…いつもの日なたぼっこ。


とは言ったものの、太陽は朝から雲にかくれんぼしたままで。


陸の気持ちが見えない…あたしみたいに暗いお天気だった。



そんな時だった。ポンッ!と頭を軽く触られたかと思ったら…。



「愛理、見ぃ~っけ!」


「なんだ…。またゴロちゃんか」



陸がここに来るわけないよね?

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